Interdisciplinary approach:二宮 佑介先生
今回は、35歳女性に対して「侵襲性歯周炎」という診断の基に、矯正・ペリオ・インプラント・補綴などの専門分野の技術を駆使したチームアプローチで治療された症例を報告していただいた。
プレゼンテーション後の質疑応答では「侵襲性歯周炎の患者に対するインプラント治療の予後」や「咬合再構成時における咬合高径や咬合平面などの診断基準としてのセファロ分析の重要性」などについて活発なディスカッションがなされた。
本症例の補綴物の審美性は非常にハイレベルであった。一方で「侵襲性歯周炎」に罹患していた患者に対してのインプラント治療であったことや下顎についてはサブストラクチャー付きの上部構造で補綴したことからなどから今後十分なメンテナンスを行い経過観察していく必要があると考えられる。 |