歯科スタディーグループ東京SJCD

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2012年度 東京SJCD第三回例会
 

立春の名にみの寒さがつづいておりますがいかがお過ごしでしょう。3月3日の第3回例会のご案内をさせて頂きます。午前中のインサービストレーニングは東京SJCDが誇るマイクロアドバンスコースの講師 岡口守雄先生に根管治療の神髄を披露していただき、“歯を守る”ために何が必要か?をレクチャーしていただきます。
午後は4名のケースプレゼンテーターをそろえました。そのうち2人は先に福岡で行われた第4回SJCDインターナショナル合同例会の優勝者の田ヶ原昭弘先生と第3位の山崎章弘先生にお願いしております。
万障お繰り合わせの上、どうぞご参加頂けますようよろしくお願い致します

 

日時
2013年3月3日(日) 受付開始 9:30 / 開演10:00〜17:30

会場
都市センターホテル/コスモスホール3F

 

-講演-

『 Revolution in Endodontics  ー歯内療法の新しいアプローチー 』
岡口歯科クリニック     岡口守雄先生

 
-ケースプレゼンテーション-

『 Esthetic treatment for canted occlusal plane  』
  愛知県名古屋市 歯科サンセール  田ヶ原昭弘先生(合同例会名古屋SJCD代表)

『咬合高径の変更とその評価』
 山口県下関市 山崎歯科クリニック 山崎章弘先生(合同例会福岡SJCD代表)

『欠損を伴う歯列不正患者に対し包括的に咬合再構成した1症例』
 長野県松本市 川崎歯科・矯正歯科医院    川崎宏一郎 先生

『Modified  unidisciplinary  Sequential treatment planning』
 東京都品川区 シーフォート歯科クリニック      武川泰久先生

 
-抄録-
『 Revolution in Endodontics  ー歯内療法の新しいアプローチー 』
岡口歯科クリニック     岡口守雄先生

 従来、根管治療は、歯根と言う最も光の届かない部位の治療であり、術者の知識、技能が頼りの、いわば盲目的な治療であった。
しかし、近年のマイクロスコープの普及により、根管治療は飛躍的に進歩した。実際に根管の中を見ながら処置を行うことができるようになり、治療の精度の向上はもとより、安全で確実な処置が可能となった。そして、拡大視野下での処置は、今まで見えていなかった根管内の感染の原因を鮮明に映し出している。フィン、イスムス、アンダーカット、側枝などの根管内の複雑な解剖学的形態、根管壁に張り付いているGP、根尖孔外の異物、穿孔や微細な根管のクラックなど、今までなぜ治らなかったのか、その原因を目で見て確認することができるのである。さらに、このような感染の除去がいかに難しいかを再認識させられる。今後、こういった拡大視野下での感染源除去においては、新しいアプローチが必要になるのではないだろうか。今回、私の臨床症例を通し、根管内より実際に見える感染源に対し、どのようにアプローチしていくか紹介したい。

 
 
『 Esthetic treatment for canted occlusal plane  』
  愛知県名古屋市 歯科サンセール  田ヶ原昭弘先生(合同例会名古屋SJCD代表)

正面観から見た咬合平面が傾斜していると、前歯の歯軸も傾斜していることが多く、これはKokichi VOの論文にあるように一般人でも容易に審美的でないと判断できてしまう。
このような症例においては、初診時の診査・診断が非常に重要である。このため、独自に開発したTOPアナライザー(Tagahara  occlusal analyzer)で審美的かつ機能的な分析を行い、治療計画を立案した。その結果、この咬合平面を修正するためにはいくつかのオプションが考えられたが、今回は最も患者に侵襲の少ないと思われるTADsを利用した矯正治療とラミネートべニアで治療を行った。今回はその症例の詳細を報告し、またTOPアナライザーのシステムも前回の福岡の発表の時からさらに進化したので、少しだけご紹介させていただきたい。

 
『咬合高径の変更とその評価』
 山口県下関市 山崎歯科クリニック 山崎章弘先生(合同例会福岡SJCD代表)

日々の臨床において咬合を変更させなければならないケースは少なくないが、何の基準もなく安易に咬合を変更させることは大変危険なことである。
特に咬合高径を安易に変更すると、顎関節や筋肉に不調和を生じる危険が大きい。
咬合高径を変更するには、どのような理由で現在の口腔内の状況になったかを分析し、変更させることが可能かどうかを、まず診断しなければならない。
咬合を変更させることが可能と診断できても、何らかの基準がなければ、垂直的咬合高径は決定できない。
Frank Spearも述べているように絶対に正しい咬合高径というものは存在しない。
今回のケースでは、機能性と審美性の調和を考えて、様々な因子から総合的に咬合高径を模索決定し修復治療を行ったのでここに報告する。

 
『欠損を伴う歯列不正患者に対し包括的に咬合再構成した1症例』
 長野県松本市 川崎歯科・矯正歯科医院    川崎宏一郎 先生

近年複雑な問題を抱える患者には、専門性をもった歯科医師らが連携し治療に当たるインターディシプリナリーアプローチが必要であることは周知の事実となっている。しかしながらインターディシプリナリーアプローチによる治療において良好な結果を導くには、治療目標の確立、治療ゴールの想定、治療順序の組み立て、各専門分野の治療限界など多くのディスカッションが必要である。一方、一人の歯科医師が患者に対し総合的に診査・診断し治療に当たれば治療ゴールへの方向性をとりやすくブレが少ないと考えられる。また時間的、コスト的なパフォーマンスも良好であり患者にとっての負担も軽減できるものと思われる。今回、上下顎歯列弓のdiscrepancyが大きく適正な前側方ガイダンスが失われている患者に、矯正治療後、補綴装置選択に留意したうえで再生療法・インプラント治療により審美性・機能性の回復を行った症例を報告する。

 
『Modified  unidisciplinary  Sequential treatment planning』
 東京都品川区 シーフォート歯科クリニック      武川泰久先生

専門医制度が発達した欧米では補綴医が中心となり共同して患者を治療するインターディシプリナリーアプローチが普及している
日本の実情では一部に専門医同士が連携している事例はあるもののチームリーダーが不在だったり、存在していてもチームリーダーが的確な指示を与えられない場面を良く見かける。
それに比べて現在日本の医療システム上、一人でほぼすべての専門分野の技術を駆使するunidisciplinary approachが実践されているケースが多い。しかしこの方法はこの方法で、それぞれの進化する専門分野の知識を持つのは容易ではないし、各専門分野の特徴を十分に理解しそのテクニックの有効性を効果的に引き出すタイミングを踏まえないといけない。
そこで私が実践している方法はunidisciplinary approachにCADCAM や TADs,CTなど最新材料や精密機器などを的確な審査・診断の元、利用し、矯正専門DTと補綴、インプラント専門DTと共同作業を行うことで、unidisciplinary approachの弱点を克服しているModified unidisciplinary approachを行っている。
今日、マテリアルやhow toな話題が歯科界に多いが、SJCDの根源ともいえるSequential treatment planningにも目を向け、複雑な治療が必要なケースをModified unidisciplinary approachにてファイナルに向かっていったケースを皆様と一緒に検討し御指導、御教授を頂きたいと思う。

 
東京都渋谷区渋谷2-1-12東京セントラル宮益坂上4F
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