歯科スタディーグループ東京SJCD

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日時  2009年3月1日(日)10:00〜17:00  
受付開始 9:30
会場  都市センターホテル/コスモスホール3F
所在地 〒102-0093 東京都千代田区平河町2-4-1
TEL 03(3265)8211


-講演-

医療法人社団インテリデント 理事長 寺内 吉継先生   
「自費で行う根管治療がもたらすモノとは・・・」

  「根管治療」が高額である、ということは諸外国では周知の事実となっている。発展途上国・フィリピンにおいてすら、一般歯科で根管治療を行うと5万円程度かかるそうだ。一方先進国である日本では、保険診療による根管治療費総額はたったの9000円前後。さらに、治療の完璧を期し、治療回数を増やせば増やすほど赤字治療となる、という大変おかしな仕組みになっている。このため歯科医は保険で示されている治療指針に従いなるべく費用のかからない治療方法をとることを余儀なくされ、治療の到達度にかかわらず早期に治療を終わらせる傾向にある。根管治療が長期化した場合は、根管治療とは関係のないスケーリングやCR充填などを同時に行わないと採算がとれなくなっている。このような治療環境でよいのだろうか。
この現状を打開するためには、発想の転換が必要である。「保険でできる治療だから保険診療ですませる」のではなく、「保険ではカバーできない付加価値を提供できる自費治療のよさをアピールし、自費治療に切り替える」のである。例えば、前歯の補綴処置をレジン前裝冠からセラミック歯に替えるようなものである。前者と後者の治療費とクオリティーの差は歴然だ。根管治療も同様である。自費で行う根管治療は医院経営に大きなメリットをもたらす。痛みを伴って来院する患者の殆どが根管治療を必要としているため、その需要の大きさは計り知れない。治療費が高くなる分、医院の最先端機器導入と医師のスキルアップは必須だ。「保険だから・・」といういい訳を「しない」・「させない」レベルの根管治療を目指すことで患者を中心とした全員の幸せにつながるのである。 今回の講演では制約のない自由診療がもたらす、最先端の根管治療の世界を惜しみなく披露したい。


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-講演-
吉松歯科医院  吉松 宏泰先生
「マイクロエンド2009 Checking viewから Working viewへ」


 従来の根管治療は、実際の根管内を確認しながら感染部分を除去することが出来ず、経験やカンによる盲目的技術に頼るものであった。また大谷滿先生は感染部の取り残しがないかをサウンドチェッカーを用いて、音で根管形成の確認を行っていた。実際、目で確認しようと根尖部まで大きく拡大してしまうと将来的に歯根破折を起こすリスクが高くなってしまう。 近年、歯科におけるルーペ(拡大鏡)、マイクロスコープ(顕微鏡)が話題に挙がっているが、その有用性は、誰もが一度でもマイクロスコープを体験してみればわかるであろう。マイクロスコープを使う最大のメリットは、暗くて狭い環境にある歯の内部(根管内)を“光”と“拡大”により見えるようにすることである。
しかし今日、歯科においてマイクロスコープを用する際の治療器具は、歴史が浅くまだ発展途上の段階にある。例えば、通常の回転切削器具を用いると、そのヘッドが邪魔をしてどこを切削しているのかわからなくなるし、通常のハンドファイルを根管内に入れると、術者の手がマイクロスコープ下の視野を妨げてしまう。現在、マイクロエンドドンティクスで用いられる根管治療用の超音波チップは、ステンレスのみならずダイヤモンド付き、ジルコニウムコーティング、チタンコーティングされたさまざまな形態、大きさが各種発売されているが、コストが高く国内に発売されていない商品も数多い。
私が、日々の臨床の中で試行錯誤してきた国内で購入できる器具を用いてマイクロエンドドンティクスに役立つ周辺器材をご紹介したい。

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-ケースプレゼンテーション-
インプラントセンター鎌倉 田中歯科御成町 田中 志歩先生
「Ridge Augmentationを行いBrを選択した症例について」

2000年 神奈川歯科大学卒業
2000年 医療法人社団アイ・ティーデンタルクリニック勤務
2003年 医療法人社団 道永会 インプラントセンター鎌倉田中歯科御成町勤務
2007年 東京歯科大学社会人大学院卒業、博士号取得

インプラント治療は、機能及び審美回復だけではなく残存歯の保存を目的として、最小で最大の効果が得られる治療法の1つである。 しかし、時として骨の診断をあやまると患者様にとって大きなダメージを与える結果をまねく。
今回、私は、26歳男性、事故により前歯を損傷して来院された患者様に対してインプラントを選択するか、Ridge Augmentationを行いBrを選択するかをDental CT及びX-rayから骨の診査を行い、HVC分類にあてはめ診断、治療を行った症例を報告する。


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-ケースプレゼンテーション-
新潟SJCD会員  武井 賢郎先生
「フルマウスリコンストラクションにおけるメタルプロビジョナルレストレーションの意義」

1991年 朝日大学歯学部卒業
1995年 長野県千曲市開業
2001年 医療法人 武井会 設立

日本顎咬合学会指導医
日本臨床歯周病学会認定医
日本口腔インプラント学会
日本歯周病学会
日本歯科審美学会
新潟SJCD理事
OJ正会員


 咬合支持が喪失し、口腔機能の崩壊した患者の治療方針は、まず適正な顎位を定め、それを安定させる事が出発点である。適正な下顎位を得るにはリラックスした筋肉位と安定した咬頭嵌合位を確立させることであり、適正なアンテリアガイダンスを付与することで、臼歯離開咬合が得られ、歯列は安定し、機能回復が図られる。この原則を遵守し、達成していくことが大切である。
まず、咬合器の基準値を参考に診断用のワックスアップを行い、そこから作製したプロビジョナルレストレーションを口腔内に装着する。しかし、通常のプロビジョナルレストレーションではレジン系の材質の為、咬合力の過大な患者や長期にわたり経過観察をする患者は、耐摩耗性の問題から顎位の低下や咬合が不安定になる可能性がある。そこで、臼歯部咬合面をサンドブラストしたメタルプロビジョナルレストレーションを採用することで耐摩耗性が解決される。そして、時間経過と共にサンドブラスト面に顎運動の軌跡や早期接触部位、特に咬合器で再現出来ないような顎運動や干渉部位がシャイニースポットとして明確に描かれる。歯牙にとって有害となる咬頭干渉、早期接触部位等を選択削合することで最適な咬合接触関係と最適なアンテリアガイダンスを獲得することが出来る。
顎位、アンテリアガイダンスがともに適正でなければ生体は受容できない。適正であるかどうかの判断は、描かれたシャイニースポットを細かく分析することが現時点では最良の方法であると考える。
メタルプロビジョナルレストレーションを用い、経過観察をしながら咬合面形態を探っていく過程を報告する。




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