「SJCDフローチャートを用いて包括的治療に対する診査診断」 山口よしのぶ歯科医院 山口宜伸先生
61歳の女性の患者であり臼歯部の咬合崩壊に伴い咬合平面の乱れなどが認められる全顎的な治療、咬合の再構成を必要とする症例であった。SJCDのフローチャートに沿って診査を進めており、顎関節や模型の診査も行っていてとても丁寧な診査をしていることが伺えた。今回はパネルディスカションということで、ステップアップ委員の栗原先生と吉田先生にもこの診査データを基に治療計画を立案していただいた。
アドバイスとしては口腔内写真の撮り方や初期治療の徹底などの基本的なとこ ろからと具体的には抜歯の基準やインプラントポジション、治療を進めるにあたり抜歯とインプラントのタイミングなどとてもためになるアドバイスが聞けた。
いろいろな治療が必要となる複雑な症例であるが、アドバイスをもとに仕上げていただき結果の報告を期待したい症例である。
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